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ダブル洗顔しても汚れは落ちきっていない。
油性のメイクは油で落とす。クレンジング剤を使わなくてもメイクは落ちる。そんなことに気づいた私が、次に疑惑のまなざしを向けたのが洗顔でした。
というのも私は、ほとんどのコスメメーカーがうたっているダブル洗顔がずっと前から疑問だったからです。
ダブル洗顔というのは、まずはクレンジング剤で素早くメイク落としてその後、残った油分と汚れを洗顔料で落とすというもので、二回洗顔することによってお肌の汚れがバッチリ落ちると言われています。
私もそれを信じて、ずっとダブル洗顔をやってきました、しかし、どうも腑に落ちないのです。
洗顔後、コットンに化粧水をとり、顔にバッティングするのですが、終わったあとコットンの肌に触れた部分黒いんです。
なんで汚れているんだろう、洗顔したのにな、で、翌日にはさらにゴシゴシ洗うのです。
でも結果は同じ、顔に化粧水をつけたとのコットンは黒ずんでいる。
その後、美容の勉強して、ダブル洗顔しているのにもかかわらず、なぜ汚れが落ちきらないんだろうというこの長年の疑問が解けました。
答えは簡単、洗顔料にも合成界面活性剤がたっぷり入っているからだったのです。
界面活性剤の中でも一番シンプルなのは、脂と苛性ソーダを化学反応させて作る石けんであります。
石けんの中でも天然石けんとか無添加石けんなどと呼ばれている、オリーブオイルやヤシ油など天然素材だけを原料したものは、お肌にも優しく、洗浄力も充分。でもそういった石けん成分だけで洗顔料を作るのは手間がかかるし、コストも高くつきます。
さらにそういった石けんは、油汚れはしっかり落としてくれるのですが、泡立ちが悪かったり、洗顔後、肌が一時的につっぱるような感じがしたりして、使用感がよくありません。

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